来週の4月20日土曜日に、富山市の高志の国文学館で、〈翁久允 ―研究の現在と展望―〉という会が開催されます。
北米西海岸の日系人社会で「移民地文藝」を提唱し、実践した翁久允。帰国後は、「アサヒグラフ」や「週刊朝日」の編集に携わり、多くの芸術家と交友し、新興芸術派の作家として長編小説『道なき道』や随筆集『宇宙人(コスモポリタン)は語る』を出版しました。朝日新聞社を退職した後は、竹久夢二を連れて再渡米したり、インド旅行をした後、1936年から1973年まで郷土研究誌「高志人」(こしびと)を主宰しました。
文筆家、ジャーナリスト、編集者、郷土史家、宗教家、思想家、画家という多面的な生涯を送った翁久允について、時間をかけて討議したいと思います。
北陸新幹線で、東京から2時間ちょっとです。是非、富山にお越しください。

富山文学の会 第10回 記念大会
富山文学の会では、第10回 記念大会を下記のように開催いたします。
たくさんのみなさんにご参加いただければ幸いです。

第10回 記念大会
〈翁久允 ―研究の現在と展望―〉
日時 : 2019年4月20日(土)午後1時~4時
会場 : 高志の国文学館 101

基調講演  翁久允の渡米-移民地文芸の出発
対談    想い出すままに- 父 翁久允 -
研究展望  『翁久允文献目録』を編集して