富山県高等学校長協会を通じ、平成28年度の翁賞の賞状と記念品が以下の高校に届けられました。

平成28年度の該当校は以下の通り。

新川地区 泊高校、滑川高校

富山地区 中央農業高校、富山高校(2名)、富山工業高校、富山商業高校

高岡地区 高岡工芸高校、高岡商業高校、氷見高校

砺波地区 砺波工業高校、南砺福野高校、南砺平高校

私立高校 富山国際大学付属高校、高朋高校

公益財団法人翁久允財団では、毎年、富山県内高等学校の第3学年より、将来性のある生徒の推薦を受け、卒業時に翁賞を贈っています。

記念品は、高岡で活躍して1974年に無形文化財保持者[人間国宝]となった二代須賀松園(1897-1979)の作による「魁」(さきがけ)をテーマとした文鎮です。二代松園の蝋型から鋳造しています。

魁とは、魁星(かいせい)のことで、北斗七星の第1星のことです。文運を司るとされています。また、科挙(かきょ)といわれた昔の中国で行われた官吏登用試験で主席合格者のことを指しました。

〜魁(さきがけ)〜

魁星は神像として表される時は、鬼の姿で筆を持ち、振り返りながら走る姿で表されます。

 

今回は、この文鎮の入った箱を五箇山の手すき和紙・悠久紙を使い、「丈短きものを包む」折形にて包み、金銀の水引にて留め結びました。

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富山県の高岡銅器、五箇山の和紙を広く知って頂ける機会になれば嬉しく思います。